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介護福祉士の資格取得方法と役割について

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介護・福祉の資格

高齢化が加速する日本で唯一の介護に関する国家資格が介護福祉士です。

今回はそんな介護福祉士国家資格の取得方法と活躍の場について。

根拠となる法律

1987年に制定された社会福祉士及び介護福祉士法を根拠とする国家資格です。

改正

法律が改正する前の介護福祉士の業務に関する規定としては、

「入浴、排せつ、食事その他の介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うこと(以下「介護等」という。)を業とするものをいう。」というものでした。

2007年の改正で、

心身の状況に応じた介護を行い、並びその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うこと(以下「介護等」という。)を業とするものをいう。」となり、これまでの三大介護(入浴介助・排泄介助・食事介助)と呼ばれていた身体への直接的な支援だけでなく、心理面にも配慮した支援など介護福祉士に求められる役割が大きくなりました。

介護福祉士を取得するには

国家資格を取得するためには、まず国家試験の受験資格が必要になります。

受験資格を得るには以下の4つのコースがあります。

福祉系の高校を卒業する(福祉系高校コース)

介護福祉士養成校を卒業する(養成校コース)

※以前は介護福祉士養成校を卒業した方は国家資格を取得できていましたが、現在卒業時に得られるのは国家資格受験資格となります。

実務経験3年に加え、介護福祉士実務者研修を修了する(実務経験コース)

※実務経験者も以前は3年間の経験があれば国家試験受験資格を満たしていましたが、それに加え現在は介護福祉士実務者研修の修了も要件となっています。

関連記事:介護福祉士実務者研修の資格について

経済連携協定により来日した方で3年以上の介護実務経験を積む(EPAコース)

国家試験

年明けに行われる介護福祉士国家試験を受験します。

合格するには概ね6割の得点が求められます。

筆記試験に加え実技試験もあり、実務者研修を修了している場合などは免除となるなどコースにより異なります。

すべてのコースに共通するのは筆記試験を受験することです。

合格発表

例年、3月に合格発表があります。

国家試験に合格された方は合格後に登録を行い、はれて介護福祉士と名乗ることができます。

介護福祉士は名称独占の国家資格のため、介護福祉士を持っていない方が名乗ることはできません。

介護福祉士の活躍の場と役割

介護福祉士の活躍の場についてはこちらをご覧ください。

関連記事:介護職の仕事内容と職場について

介護福祉士資格を所有している方は資格手当がついたり、介護職員の中で主任・リーダーとしての立ち位置を求められることもあります。

福祉の他の国家資格について

社会福祉士

クライエントへの相談支援をはじめ、社会福祉業務全般に携わる方の国家資格です。

関連記事:社会福祉士の資格取得方法と役割について

児童・障がい・高齢・生活困窮者への支援など幅広い活躍の場があります。

精神保健福祉士

精神障害者への社会復帰や社会参加支援など、社会福祉業務に携わる方の国家資格です。

関連記事:精神保健福祉士の資格取得方法と役割について

研修を受けた精神保健福祉士はストレスチェックの実施者としても活動できるなど、こちらも社会から求められている資格です。

●介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士を合わせて三福祉士とよぶこともあります●

保育士

子どもの保育に加え、保護者の保育に関する指導を行うことのできる国家資格です。

保育所や児童福祉施設等が主な勤務先となります。

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