相談支援専門員、みなさんはご存知でしょうか。
高齢福祉の分野でケアプランの作成などケアマネジメントを行うのが介護支援専門員(ケアマネージャー)であれば、障がい福祉で相談支援を行いケアマネジメントに取り組むのが相談支援専門員になります。
相談支援専門員になるには
障がいのある方へ相談支援をはじめとした支援を行う相談支援専門員。
相談支援員として働くには、
①一定の実務経験を有し研修を受講する
②基幹相談支援センターや相談支援事業所に所属する
以上が必要になります。
①一定の実務経験を有し研修を受講する
障がい者に対する相談支援等の経験が必要となります。
福祉や医療、教育機関など各分野で必要な実務経験がある方は相談支援従事者初任者研修の研修を受講することで相談支援専門員になる要件を満たします。
②基幹相談支援センターか、相談支援事業所に所属する
相談支援専門員の勤務先として
・基幹相談支援センター
・相談支援事業所
いずれかに所属することで、相談支援専門員として業務を行うことができます。
相談支援専門員の仕事内容
相談支援専門員の仕事は多岐に渡ります。
支援が必要な障がいのある利用者への相談支援をはじめ、各関係機関との連絡調整、利用者本人と家族が疎遠な状態であればその間に入り良好な関係づくりに努めることも必要になります。
知的障害や身体障害、精神障害と診断された利用者へ支援を行うため、支援者自身がそれぞれの障がいに関しての知識を身につけ配慮することも大切です。
関連資格
●介護支援専門員(ケアマネージャー)
介護保険制度のなかで、ケアマネジメントを用いて介護サービスを利用するにあたり必要となるケアプランの作成や、利用者の心身の状態と現在行われている支援が適切なものか確認するモニタリングなどを行う職種です。
●サービス管理責任者
福祉事業所で障がいのある方へ支援をはじめ、利用者のニーズに応じた支援計画の作成や事業所の運営など支援を行うサービス管理責任者。
関連記事:サービス管理責任者という資格について
まとめ
相談支援専門員が支援を行うなかで障がい理解も大切ですが、その前に利用者の人格があることを忘れてはいけません。
そのうえで一つの個性として障がいがあるという視点を持ち、利用者本人が希望する人生を歩めるよう本人に寄り添いサポートを行う。
それが相談支援専門員という仕事になります。
コメント
[…] 関連記事:相談支援専門員について […]