はじめに
保育実習は学校の授業とは違い、実際に保育の現場へ行き、子ども達と一緒に多くの時間を過ごします。
学生の方の中には「子どもは可愛くて好きだけれど、どう関わったらいいのかわからない。」という方もおられると思います。
そこで今回は【子どもとの関わり方】をお伝えしていきます。
笑顔で挨拶してみよう
朝登園してくる子ども達はあなたを見つけると
「初めて見る先生だ!」「どんな先生だろう!」
とキラキラした目であなたのことを見てきます。
その気持ちに応えるように笑顔で挨拶してみましょう。
まずはその挨拶が子どもとの信頼関係を築く第一歩です。
子どもの中には人見知りをしたり恥ずかしがる子もいますが、安心してもらえるように笑顔で挨拶してみてください。
子どもと同じ目線になって話をする
保育関係のお仕事を目指す方は、この言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。
まずは実際に目線の話。
立ったまま子どもと話をすると子どもは上を向かなければいけず話しにくいです。
更に威圧感を与えてしまいます。
子どもが話しやすい雰囲気を作るためにも、子どもと同じ目線の高さに合わせてお話ししましょう。
次に物事の受け止め方。
例えば 雨
あなたは朝、雨が降っていたらどういう気持ちになりますか?
憂鬱な気分になる方もいるかもしれませんね。
子どもはもしかしたら。。。
雨の音が楽しい。
雨が冷たくて楽しい。
普段着ないレインコートが着られる。
傘が使える。長靴が履ける。
水たまりに入れる。
いつもより少し暗い廊下にドキドキする。
と思っているかもしれません。
このように大人からすれば些細なことでも、子どもにとっては特別だったりします。
大人の常識や見解だけではなく、子どもの立場になって物事を考えてみてください。
子どもの目線になるということは
子どもの素直な感性に共感したり、寄り添うということです。
子どもの名前を覚えよう
子どもの名前を覚えるのは意外と大変ですよね。
覚えるのが苦手だなと思う方は、子どもとのなにげない会話の中にも積極的に相手の名前を呼んでみてください。
例えば挨拶をするときに
「おはようございます」
だけではなく
「○○ちゃん、おはようございます」
子どもが
「せんせい!」
と呼んできたときに
「どうしたの?」
だけではなく
「○○くん、どうしたの?」
というかんじです。
子どもの服についている名札やワッペンを見て名前を呼ぶといいですよ。
子どもは自分の名前を呼んでもらうことで「自分を見てくれている」という安心感を抱くことが出来ます。
そして名前を呼びながら会話することを意識することで、たくさんいる子どもの名前を短期間で覚えることが出来ますよ。
子どもとの距離もグッと縮まるので心掛けておきましょう。
どんな風に話せばいいか悩んだときは
子どもの言葉を繰り返して伝えてみよう
どういうことかというと、例えば子どもが
「みてみて、こんなにおおきいのつくった~!」
と作ったものを見せてきたら
「わ!ほんとだ!すっごくおおきいのつくったね!」と反応する感じです。
その子は褒めてほしい所を見てもらえて、満足そうな表情になることでしょう。
そして認めてもらえたことが嬉しくてもっとお話ししたいと思ってくれます。
「上手だね~!」「すごいね~!」も素敵な言葉ですが、子どもが出してくれた会話のヒントをもとに話をすると、より一層子どもは喜んでくれますよ。
見た通りのことを話してみよう
もちろんヒントがない時もあります。
そんな時は見た通りのことを話してみましょう。
例えば子どもが描いた絵の中で一番特徴的なものを探し、花がいっぱい描かれていたら
「お花畑みたいだね!これは何のお花かな?」
車が大きく描かれていたら、「かっこいい車だね!誰が乗ってるの?」
というように見た通りのことを話してみましょう。
何の絵かわからないときは正直に
「これは何を描いたのかな?」と聞いてみましょう。
最後に
子どもとの関わり方は実習経験を積むことで、自分なりの関わり方がわかってきます。
初めのうちはわからないことがあって当然です。
先輩保育士の子どもと関わる姿をよく見て、参考にしたい所をどんどん吸収していきましょう。
あなたの保育園・幼稚園実習がより良いものとなりますように。
頑張ってくださいね。応援しています。
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