はじめに
保育実習で先輩保育士に質問をするとき、少し勇気がいりますよね。
「今質問してもいいのかな?」
とタイミングがわからなかったり、
「些細なことだけど聞いていいのかな?」
と遠慮してしまったりすることがあるかと思います。
そこで今回は【質問するタイミング】についてお伝えします。
わからないことを素直に聞いてみることはとても良いことですよ。
どんなに些細なことでも積極的に質問しましょう。
ただ保育中は子ども達と常に活動している時間が多いです。
先輩保育士への質問は、保育中に聞く質問と保育後に聞く質問とに分けることをお勧めします。
保育中に聞く質問
保育中に聞いたほうが良い質問は
・子どもが怪我、体調不良を伝えてきた
・子ども同士の喧嘩やトラブルがあった
・誰の持ち物かわからないものを見つけた
・子どもからの質問に答えられない
時など、今すぐに確認したほうが良い、緊急性のある質問のことです。
子どもが怪我、体調不良を伝えてきた
こんな時どうしたらいいか焦りますよね。
もちろん保育士が把握していることが大前提ですが、子どもは自分の身に何か起きた時、近くにいるのが先生ではなく実習生でも助けを求めます。
目の前で転んだり、子ども同士がごっつんこ!なんて場面も出てくるかもしれません。
慌ててしまうかもしれませんが、困っている子どもに優しく手を差し伸べて、冷静に近くにいる先生に怪我の対応をお願いしましょう。
子どもの怪我や体調不良に関しては、担任の先生から保護者に連絡をする必要があります。
担任の先生にも必ず報告しましょう。
子どもが体調不良を伝えてきたときも同様に、すぐに先生に伝えるようにしましょう。
この程度なら大丈夫かな?とそのままにしておくことがないように気を付けましょうね。
子ども同士の喧嘩やトラブルがあった
先生がいないところで子ども同士の喧嘩が起きたりすることもあります。
子ども同士仲良く遊ぶことも大切ですが、時には喧嘩して気持ちを伝えあうことも成長のために必要なことです。
とはわかっていても実際に目の前で喧嘩が起こったら不安になりますよね。
もしそういった場面に出会った時、解決するのが難しいな…と思ったらどうしたらよいか質問しましょう。
質問をせずに喧嘩の仲裁をやってみて解決出来た場合でも、子ども同士の関係性を担任の先生も把握しておく必要があるので保育中に報告しましょう。
喧嘩の仲裁に入ること。
はじめは難しいかもしれませんが、両方の子どもの気持ちを聞いて受け止めるということからやってみるのもいいと思いますよ^^
誰の持ち物かわからないものを見つけた
基本的に子どもの持ち物には名前が書いてありますが、名前の部分が消えてしまっていたり、同じ名前の子どもがいたりと判断がしにくい場合があります。
カバンについてるキーホルダーや女の子の髪の毛を結ぶヘアゴムなどには名前が書いていない場合も。
「名前は書いてあるけど本当にあの子のもので合っているかな?」と悩むこともありますよね。
落とし物を拾ったらその日のうちに持ち主の子どもに戻るように、すぐに担任の先生に質問しましょう。
子どもからの質問に答えられない
例えば子どもから
「次はどこに行けばいいの?」
と聞かれたとします。
実習生が把握している場合は教えることが出来るけど、はっきりとわからないときは焦りますよね。
先生が子ども達に声掛けをしていた時、実習生がその場所にいなかった場合もあります。
自分が把握していないことを子供に質問されたときは、先生に確認をする。
もしくは子どもに
「ごめんね。はっきりとわからないから先生に聞いてごらん?」
と声をかけてみるのもいいでしょう。
担任の先生は子ども一人一人の状況を把握しておく必要があるので、子どもに質問されたとき正しい情報を伝えられるように意識しておきましょうね。
保育は1日と同じ日はありません。
子ども達のその日の体調や気持ちの変化、天候による急な保育活動の変更。
毎日いろんなことが起こるので、すぐに聞いたほうがいいなと思ったことは、保育中に質問しましょう。
保育後に聞く質問
保育後に聞いたほうが良い質問は
・子どもに対しての声掛けの仕方
・その日の保育中子どもとの関わり方で気になったこと
など保育に関する相談は保育後に質問しましょう。
保育中
「こんなときどんな風に声掛けをすればいいんだろう。」
「先生はどうしてあのような伝え方をしたんだろう。」
と今すぐにでも聞いてみたい!と思うことがたくさん出てきますよね。
先輩保育士も実習生にたくさんのことを学んでほしいと思っています。
ですが保育中はバタバタしているため、実習生の悩みに丁寧に答えることが難しい場合があります。
保育に関する相談は一対一で話せる保育後に質問し、適切なアドバイスをもらいましょう。
その日の保育の環境構成など改めて確認しておきたいことも、保育後に質問するといいですよ。
最後に
保育実習中わからないことを質問する。
簡単なようで難しいときもありますよね。
そんなときは今回お伝えしたことを参考にしていただければと思います。
勇気を出して聞いてみて解決したとき、あなたの保育の引き出しが増えることでしょう。
あなたの保育園・幼稚園実習がより良いものとなりますように。
応援しています。
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